インプラント治療後は、傷口の治りを妨げないように一時的な食事制限が必要になることがあります。特に治療直後は強い刺激を避けることで、炎症や出血を防ぎ、インプラントが骨としっかり結合しやすくなります。しかし、食事制限があると聞くと「何を食べたらいいのか」「いつから普段の食事に戻れるのか」と不安を感じる方も多いでしょう。今回は、インプラント治療後に食事制限が必要な理由や期間の目安、控えるべき飲食物、そして回復を助ける食事のポイントについて、堺市の歯医者「三国丘歯科クリニック 堺市インプラントオフィス」が解説します。
1. インプラント治療後に食事制限が必要な理由と期間の目安
インプラント治療は、人工の歯根を顎の骨に埋め込む外科的な処置を伴うため、治療後は歯ぐきや骨が落ち着くまでの間、注意して過ごすことが大切です。
①当日〜翌日
麻酔が切れるまでは、口腔内を誤って噛んでしまうおそれがあるため、飲食は控えましょう。また、熱い飲み物はやけどの原因になることがあるほか、アルコールは出血を長引かせる可能性があるため注意が必要です。
②術後2〜3日
まだ傷口が安定していないことが多いため、やわらかい食べ物を中心にしましょう。おかゆ、スープ、豆腐、ヨーグルトなど、軽く噛む程度で食べられるやさしい食感のものが望ましいです。
③術後1週間
腫れや痛みが治まってきたら、少しずつ普段の食事に近づけていくタイミングです。ただし、インプラントを入れた側ではなるべく噛まないように気をつけましょう。
④術後2〜4週間
この時期は、歯ぐきの状態が落ち着いてくる段階とされています。噛む力を戻しやすい時期になりますが、粘り気のある食品や硬い食材はまだ避けるようにしましょう。
⑤2〜3か月後
この頃になると、ある程度は普段に近い食事も取れる時期といわれています。仮歯が入ると噛みやすくなりますが、仮歯は最終的な歯に比べて強度がやや低いため、硬い食品は避けるようにしましょう。
インプラント治療後の食事制限は、治療をスムーズに進めるための大切な過程です。焦らず段階的に回復を進めていくことが、安定した噛み合わせと良好な口腔内環境につながるでしょう。
2. インプラント治療後に控えるべき飲食物と注意点
インプラント治療後は、傷口の治りやインプラントの安定に影響することがあるため、食事内容には注意が必要です。
①熱い飲食物
治療直後は麻酔の影響で感覚が鈍っていることがあるため、熱いスープやお茶、味噌汁などはやけどの原因となることがあります。治療後数時間は温度の高い飲食物を避け、常温の水やぬるめのお茶を選ぶようにしましょう。
②辛味や酸味の強い食品
唐辛子やわさび、レモン、酢の物などは、刺激が強く傷口に負担をかけるおそれがあります。痛みや腫れが長引く場合もあるため、傷が落ち着くまでは控えるようにしましょう。
③硬い・粘り気のある食品
ナッツ類やフランスパン、餅などは強い咀嚼力が必要とされています。無意識に治療部位で噛んでしまうと、インプラントや縫合部を傷つけるおそれがあるため、注意が必要です。
④アルコール
アルコールは血流を促進し、出血を長引かせる原因になることがあります。後は一定期間、摂取を控えるようにしましょう。
⑤喫煙
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、治癒を遅らせる可能性があります。インプラントの定着を妨げる要因にもなりやすいため、控えることが推奨されます。
インプラント治療後の食事は、「刺激を避けて清潔を保つ」ことが大切です。歯科医師の指示に沿い、少しずつ通常の食事に戻していくことで、インプラントの長期的な安定が期待できます。
3. インプラント治療後に適した食事内容とは
インプラント治療後の食事制限中でも、栄養バランスを保つことは回復を早めるうえで欠かせません。噛む力に応じて、段階的に食事を整えていくことが大切です。
①やわらかく消化のよい主食
おかゆや雑炊、やわらかく煮たうどんなどは食べやすく、体を温める効果も期待できます。特に治療後数日間は、消化のよい主食がおすすめです。
②たんぱく質
傷の修復を助けるたんぱく質は、豆腐や卵、白身魚などで補うのが理想とされています。噛み切りにくい肉類は、ひき肉や柔らかく煮込んだものに変えるとよいでしょう。
③ビタミンを含む野菜・果物
野菜スープやすりおろした果物は、ビタミンを補給でき、粘膜の修復を助けるとされています。特にビタミンCはコラーゲンの生成を促し、歯ぐきの回復のサポートが期待できます。
④噛みやすさと温度の調整
食材は細かく刻み、温度は常温またはぬるめに整えましょう。口腔内に負担をかけず、飲み込みやすい状態を意識することが大切です。
⑤水分と食事のタイミング
回復期は脱水を防ぐことも重要です。水やスープ、ゼリー飲料などでこまめに水分を補いましょう。また、食後すぐにうがいを強く行うと傷口が開くことがあるため、軽くゆすぐ程度にとどめましょう。
食事制限中も、やわらかく栄養価の高い食事を意識することで、体の回復や口腔内の安定につながるとされています。焦らず、段階的に通常の食事へ戻していくことが大切です。
4. 堺市の歯医者 三国丘歯科クリニック 堺市インプラントオフィスのインプラント治療
堺市の歯医者 三国丘歯科クリニック 堺市インプラントオフィスのインプラント治療は、傷口を最小限に抑えながら短時間で適切な位置にインプラント体を入れるために、また、血管や神経などの位置を確認しながら手術を行うために、「XガイドⅡ 3Dナビゲーションシステム」を導入しています。
三国丘歯科クリニック 堺市インプラントオフィスではインプラント治療に注力し、以下4つのインプラント治療が可能です。
①抜歯即時埋入
歯を抜いた直後にインプラント手術をする方法です。歯や歯ぐき、あごの骨の状態などが良好な場合に適応することができ、歯のない期間を短くすることで歯肉や顎の骨の吸収を防ぎます。
②フラップレス埋入
歯肉の切開(フラップ)を行わないインプラント手術です。歯科用CTなど専門の機器や技術が求められ、対応できる歯科医院が限られたインプラント治療法です。
③インプラント即時荷重
手術当日から噛めるようにするため、インプラント体を埋入する手術と同時に仮歯を入れるインプラント手術です。
④フルインプラント
すでに上顎または下顎に歯がない患者さんに適用されるインプラント治療です。
4~8本のインプラントを埋入し、そのインプラントを支えとして12~14本のセラミックの歯を再建します。
インプラントの上に装着する人工の歯はセラミックの中でも強度が高く、汚れが付着しにくいとされるジルコニアを取り扱っています。
歯の形を決めるために行う口の中の型取りは、短時間で不快感が少なくなるよう、従来のゴム状の素材を口に入れる方法ではなく、口腔内スキャナーを使用したデジタルシステムを活用しています。
歯を失った場合の治療法には「ブリッジ」「入れ歯」もあります。ただし、周りの歯への影響を考え、一生涯快適な食生活を送るために、「インプラント」は最も良い選択肢と三国丘歯科クリニックは考えています。
保険適用外の治療ではありますが、堺市の歯医者 三国丘歯科クリニック 堺市インプラントオフィスは「長い目でみて後悔のない治療」をコンセプトに、使用する歯科材料にこだわり、国内外の技術を応用した低侵襲で長持ちするインプラント治療で費用以上の価値をご提供できるよう努めています。
▼インプラント治療の詳細はこちら
まとめ
インプラント治療後の食事制限は、傷口を守り、治療をスムーズに進めるための重要な期間とされています。初期はやわらかく刺激の少ない食事から始め、回復に合わせて段階的に食事内容を戻していくことが大切です。焦らず丁寧に過ごすことで、安定した噛み合わせや良好な経過につながるでしょう。
インプラントについてお悩みの方は、堺市の歯医者 三国丘歯科クリニック 堺市インプラントオフィスまでお問い合わせください。
監修:理事長/院長 山本 英樹
経歴:
大阪府立 三国丘高校 卒業
大阪大学 歯学部 卒業
平成17年 大阪府下 インプラントセンター勤務
平成22年 三国丘歯科クリニック 開設
平成26年 医療法人英歯会 理事長就任
令和 6年 MID-G役員就任
その他受賞歴:
MID-Gマニュアルコース MVP
日本臨床歯科CADCAM学会 最優秀会員発表アワード
日本臨床歯科CADCAM学会認定医