銀歯を白い歯に変えたい方や、通院回数をできるだけ少なくしたい方が検討される治療のひとつに、セレック(CEREC)を用いたセラミック治療があります。従来のように型取りから完成までに数日かかる方法とは異なり、症例によっては、その日のうちにセラミックの作製から装着まで進められる場合があります。今回は、セラミックを1日で作製できる可能性があるセレック治療の仕組みや特徴について、堺市の歯医者 三国丘歯科クリニック 堺市インプラントオフィスが解説します。
1. セラミックが1日でできるセレック治療の特徴とは
セレック治療は、歯を削った当日にセラミックの詰め物や被せ物の作製と装着まで進められる可能性がある方法です。具体的には、以下のような特徴があります。
①口腔内をスキャンして型取りを行う
従来のようなシリコン印象ではなく、口腔内スキャナーで歯を撮影し、短時間で立体データを取得できます。当院では、従来の印象採得(シリコーン印象など)と比較して、スキャン時間が短く、精度の高いデジタル印象が可能とされている口腔内スキャナー『プライムスキャン』を導入しています。
②設計から作製までを院内で完結
取得したデータをもとにコンピューター上でセラミックの形を設計し、院内のミリングマシンで削り出します。外部の技工所に依頼しないため、治療の流れを院内で一貫して進められる点が特徴です。
③金属を使用しないセラミック素材
金属を含まない素材のため、金属による黒ずみのリスクが比較的少なく、色調の調整も行いやすい特徴があります。
④通院回数が短くなる場合がある
院内で作製できるため、症例によっては当日に装着まで進められる場合があります。歯の状態によって必要な工程が異なるため、事前の確認が大切です。
⑤デジタル管理による設計
デジタルデータをもとに形状を確認しながら設計を行うため、その場で調整を進めやすい点があります。
セレック治療は、院内で作製まで進められるため、治療の流れを一つの場所で完結しやすいことが特徴です。通院回数を抑えたい方から選ばれることがある治療方法です。
2. 1日で終わるセレック治療によるセラミックのメリット
セレック治療には、治療工程を院内で進められる点以外にも、いくつかの特徴があります。ここでは代表的なポイントを紹介します。
⓪削った場所への感染を防ぐことができる。
通常の健康保険治療では、歯を削った場所に被せが入るまで1週間ほど時間が空いてしまいます。この1週間の間に、削った場所に虫歯菌の再感染が起きるリスクが上昇するといわれています。セレック治療は、削って10分後には歯が入るので、この再感染のリスクを大幅に低減することができます。
①治療の流れを短縮しやすい
型取りや仮歯の期間が不要となる場合があり、通院回数を抑えたい方から選ばれることがあります。
②歯医者で作製できるため工程がシンプル
セラミックの設計から作製までを歯医者で行えるため、外部への依頼が不要となり、治療の流れを一つの場所で進めやすい点があります。
③金属を使用しない素材を選べる
セラミックは金属を含まない素材のため、金属による影響が起こるリスクは比較的少なく、色調の調整もしやすい点があります。適切なケアを続けることで、良い状態を保ちやすくなります。
④デジタル設計で形態を確認しやすい
デジタルデータを用いて設計するため、噛み合わせや形の確認をその場で行いながら調整できる場合があります。
⑤口腔内の状態を視覚的に確認できる
スキャンデータを画面で一緒に確認できるため、ご自身の歯の状態を把握しやすくなる点が特徴です。
セレック治療は、治療工程を院内で進めやすいことから、通院回数をできるだけ抑えたい方や、短期間で治療を受けたい方が検討されることのある治療方法です。
3. 1日で終わるセレック治療によるセラミックの注意点
セレック治療は短期間で治療が進められる点が特徴ですが、すべての症例に対応できるわけではありません。治療を受ける際には、いくつかの点を理解しておくことが大切です。
①歯や噛み合わせの状態を確認する
セレックが対応しやすいのは、比較的小さなむし歯や部分的な補修の場合です。歯の根の状態や歯ぐきに問題がある場合は、ほかの治療方法を併用することもあります。
②即日での治療が難しいケースもある
歯の削除量が多い場合や、根管治療が必要な場合などは、当日に作製・装着まで進められないことがあります。治療内容によって工程が分かれることもあります。
③素材の選択には個人差がある
セレックで使用されるセラミックには種類があり、部位や噛む力の強さによって適した素材が異なる場合があります。
④機器や操作による影響がある
セレックはデジタル機器を用いて作製するため、機器の管理状況や操作の方法によって仕上がりに違いが出ることがあります。
⑤定期的なメンテナンスが必要
治療後は、噛み合わせやセラミックの状態を確認するため、定期的な検診が欠かせません。日々のケアと合わせて、良い状態を保つために役立ちます。
セレック治療は、治療工程を院内で進めやすい点が特徴ですが、適応や仕上がりには個人差があります。治療内容について十分な説明を受け、自分に合った方法を選択することが大切です。
4. 堺市の歯医者 三国丘歯科クリニック 堺市インプラントオフィスのセラミック治療
堺市の歯医者「三国丘歯科クリニック 堺市インプラントオフィス」では、見た目の自然さと噛み合わせの調和を重視したセラミック治療を提供しています。
セラミックは金属を使用しない素材で、透明感があり、天然歯に近い自然な仕上がりが特徴です。
当院ではデジタル歯科技工士との連携による精密な設計のセラミック治療と、AIと光学印象機を活用し一日で装着まで行う「1dayセラミック治療」に対応しています。
機能性と審美性を両立し、精密なセラミック治療で患者さんにあった美しい口元を目指しています。
【堺市の歯医者 三国丘歯科クリニック 堺市インプラントオフィスのセラミックの特徴】
①精密セラミック治療
理想の口元を実現するオーダーメイド治療です。当院は、デジタル歯科技工士と緊密に連携し、50ミクロン(0.05mm)の精度にこだわった設計を行います。
治療は常に拡大ルーペを使用し、ミクロン単位で精密に処置。綿密なカウンセリングと写真撮影に基づき、歯を過度に削らない治療をご提案します。
患者さんがご納得するまで色や形を調整し、ジルコニアやオールセラミック(e-max)などの素材で、機能的で自然な美しい歯の再現を目指します。
②1dayセラミック治療
セレックシステム(院内CAD/CAMシステム)を導入し、光学印象機(3Dカメラ)とAIテクノロジーを活用することで、最短1日(※症例による)でセラミックの修復物(詰め物・被せ物)を装着できる治療法です。
従来の粘土のような型取りは不要で、お口の中をカメラでスキャンするだけで型取りが完了します。
スキャンデータとAIを基に歯科医師がコンピュータ上で修復物を設計し、院内のミリングマシン(加工機)が即座に高精度なセラミックブロックを削り出します。
歯科技工所に外部発注する必要がないため、症例によっては1回の通院で治療が終了し、治療期間を短縮できます。「忙しくて何度も通院できない方」や「治療を早く終わらせたい方」に適しています。
堺市でセラミック治療をご検討の方は、噛み合わせや見た目、治療の進め方についても丁寧にご案内いたします。
まとめ
セレック治療は、歯をスキャンして院内でセラミックの作製まで進められるため、症例によっては最短で当日に治療工程を完了できる場合があります。通院回数を抑えやすい点が特徴で、色調や形態の調整もしやすいとされています。ただし、すべての症例に適応できるわけではなく、歯の状態によっては段階的な治療が必要になることがあります。
セレック治療によるセラミックをご検討中の方は、堺市の歯医者 三国丘歯科クリニック 堺市インプラントオフィスまでお問い合わせください。
監修:理事長/院長 山本 英樹
経歴:
大阪府立 三国丘高校 卒業
大阪大学 歯学部 卒業
平成17年 大阪府下 インプラントセンター勤務
平成22年 三国丘歯科クリニック 開設
平成26年 医療法人英歯会 理事長就任
令和 6年 MID-G役員就任
その他受賞歴:
MID-Gマニュアルコース MVP
日本臨床歯科CADCAM学会 最優秀会員発表アワード
日本臨床歯科CADCAM学会認定医