インプラント治療を検討される方にとって、治療にかかる期間は非常に気になるポイントではないでしょうか。また、治療の流れや通院回数、歯がない期間の対応について事前に理解しておくことで、治療に対する不安を軽減できるかもしれません。
今回は、インプラント治療の期間と歯がない期間の対応方法、治療が長引く原因について詳しく解説します。
1. インプラント治療の期間と通院回数
一般的なインプラント治療の場合は、手術後に骨とインプラントがしっかり結合する時間が必要になるため、治療期間が長くなる傾向があります。
一般的なインプラント治療のステップと期間の目安を以下に解説します。
①初診と治療計画の作成
患者さんの口腔内の状態を確認し、インプラントが適切かどうかを判断します。この段階でレントゲン撮影やCT撮影が行われ、詳細な治療計画が立てられます。所要期間は1〜2回の通院で約1〜2週間です。
②手術（インプラント埋入）
インプラント本体を顎の骨に埋め込む手術を行います。通常、局所麻酔下で行われ、1回の手術で済む場合が多いです。この後、骨とインプラントが結合するまで3 2〜6 4か月程度待つ必要があります。
③上部構造（人工歯）の装着
インプラントと骨が結合した後、人工歯を取り付けます。この過程では、型取りや調整が必要となり、2〜3回の通院となる場合がほとんどです。
④定期的なメンテナンス
治療後は、インプラントの状態を維持するために定期的なクリーニングとチェックが必要です。半年ごとに通院することをおすすめします。
まとめると、治療の流れと通院回数は以下のようになります。
初診から治療完了まで：2カ月〜6ヶ月
通院回数：5〜10回程度
治療期間と通院回数は個人差があるため、事前に歯科医師としっかり相談することが重要です。
堺市の歯医者 三国丘歯科クリニックは、設備や技術を応用し、インプラント治療の期間を短縮することに努めています。
2. インプラント治療で歯がない期間はどうする？
一般的なインプラント治療中には、歯がない期間が生じることがあります。この期間の対応方法を以下に解説します。
①仮歯を装着する場合
治療中、見た目や機能を維持するために仮歯を装着することが一般的です。しかし、仮歯の装着時期には個人差があり、患者さんの骨の状態によっては装着できないこともあります。
②義歯を利用する場合
仮歯が装着できない場合には、部分的な義歯を利用することがあります。この方法は、治療中も咀嚼や会話がある程度維持されるメリットがあります。
③歯がない期間をそのまま過ごす場合
短期間であれば、歯がない状態で過ごすことも選択肢の一つです。ただし、見た目や日常生活に影響が出るため、歯科医師と相談のうえで決定します。
仮歯や義歯を使用する場合でも、インプラントの埋入部周辺を清潔に保つことが重要です。歯科医師の指導に従い、口腔内を清潔に保つようにしましょう。
3. インプラント治療が長引く原因
インプラント治療が長引くケースを以下に詳しく解説します。
①骨の量や質の問題
インプラントを支える顎の骨が不足している場合や、骨が脆い場合には、骨移植や骨増生といった追加の処置が必要になる場合があります。これにより、治療期間が数か月から半年以上延びることがあります。
②むし歯や歯周病がある場合
むし歯があったり歯周病が進行していたりする場合には、インプラント治療前にそれらの問題を解決する必要があります。歯周病治療だけでも数か月かかることがあり、その後にインプラント治療を始めることになります。
③全身疾患や健康状態
糖尿病や骨粗鬆症など、全身の健康状態がインプラント治療に影響を及ぼす場合もあります。こうした疾患を持つ方は手術のリスクが高くなるため、担当の医師と連携しながら慎重に進める必要があります。
④患者さんのライフスタイルやスケジュール
通院スケジュールが合わない場合や、忙しい生活の中で治療が後回しになると、インプラント治療が長期化するケースもあります。
インプラント治療が長期化する可能性を減らすには、事前に十分な相談を行い、治療計画を慎重に立てることが重要です。
4. 堺市の歯医者 三国丘歯科クリニックのインプラント治療
堺市の歯医者 三国丘歯科クリニックのインプラント治療は、傷口を最小限に抑えながら短時間で適切な位置にインプラント体を入れるために、また、血管や神経などの位置を確認しながら手術を行うために、「XガイドⅡ 3Dナビゲーションシステム」を導入しています。
三国丘歯科クリニックではインプラント治療に注力し、以下3つのインプラント治療が可能です。
①抜歯即時埋入
歯を抜いた直後にインプラント手術をする方法です。歯や歯ぐき、あごの骨の状態などが良好な場合に適応することができ、歯のない期間を短くすることで歯肉や顎の骨の吸収を防ぎます。
②フラップレス埋入
歯肉の切開（フラップ）を行わないインプラント手術です。歯科用CTなど専門の機器や技術が求められ、対応できる歯科医院が限られたインプラント治療法です。
③インプラント即時荷重
手術当日から噛めるようにするため、インプラント体を埋入する手術と同時に仮歯を入れるインプラント手術です。
インプラントの上に装着する人工の歯はセラミックの中でも強度が高く、汚れが付着しにくいとされるジルコニアを取り扱っています。
歯の形を決めるために行う口の中の型取りは、短時間で不快感が少なくなるよう、従来のゴム状の素材を口に入れる方法ではなく、口腔内スキャナーを使用したデジタルシステムを活用しています。
歯を失った場合の治療法には「ブリッジ」「入れ歯」もあります。ただし、周りの歯への影響を考え、一生涯快適な食生活を送るために、「インプラント」は最も良い選択肢と三国丘歯科クリニックは考えています。
保険適用外の治療ではありますが、堺市の歯医者 三国丘歯科クリニックは「長い目でみて後悔のない治療」をコンセプトに、使用する歯科材料にこだわり、国内外の技術を応用した低侵襲で長持ちするインプラント治療で費用以上の価値をご提供できるよう努めています。
まとめ
インプラント治療の期間は、一般的に6か月から1年以上かかることが多いですが、患者さんの口腔内の状態や治療計画によって異なります。治療がスムーズに進むようにするためには、歯科医師との十分な相談と、治療中の適切なケアが重要です。
三国丘歯科クリニックでは、患者さん一人ひとりに合わせた治療計画をご提案しています。
インプラント治療を検討中の方は、堺市の歯医者 三国丘歯科クリニックにお気軽にご相談ください。
監修：理事長/院長 山本 英樹
経歴：
大阪府立 三国丘高校 卒業
大阪大学 歯学部 卒業
平成17年 大阪府下 インプラントセンター勤務
平成22年 三国丘歯科クリニック 開設
平成26年 医療法人英歯会 理事長就任
令和 6年 MID-G役員就任
その他受賞歴：
MID-Gマニュアルコース MVP
日本臨床歯科CADCAM学会 最優秀会員発表アワード
日本臨床歯科CADCAM学会認定医